第1章-2|初心者がプロンプトでつまずく本当の理由と、その処方箋

副題:その“モヤモヤ”には、ちゃんと理由があるんやで。

🌀 つまずき例その1:なにを聞いていいか分からん

初心者あるある:「ChatGPTって、すごいらしいけど……なにを入力すればええん?」

AIの中の人目線:これは「指示の対象とゴール」が曖昧な状態。人間でいうたら、「ちょっと何か話してよ」って言われて困るアレや。

🔧 処方箋:まずはジャンルから決めてみよう。

  • 「おすすめの旅行先は?」
  • 「晩ごはん何にしよう?」

書くのが苦手な人は、口頭でしゃべるように文を打つのがコツやで。

🤷‍♂️ つまずき例その2:思ってた回答とちゃうやん!

初心者あるある:「これじゃないねん、そういうことちゃうねん」

AIの中の人目線:情報が足りへん!ゴールも、条件も不明確やとAIは“最大公約数”っぽい答えを出してまう。

🔧 処方箋:主語・目的語・条件をそろえるべし

NG例:「なんか面白い話して」→ AI「昔々あるところに…」

OK例:「小学生が読んでも笑える、関西弁でオチがある短い話をして」

🗨 KITTのツッコミ例:
「社長、それって誰向け?どんなオチがいい?どのぐらいの長さで?」
…こういう“掘り下げ”が精度アップのカギや。

🧩 つまずき例その3:AIの答えが信用できん

初心者あるある:「嘘ついてない?変なこと言うてない?」

AIの中の人目線:AIは“それっぽく”答える達人。けど、“確実な正解”とは限らん。

🔧 処方箋:AIの答えは「叩き台」やと思え。

  • 「この答えは正しい?」って聞き返す
  • 「この情報、どこから来たん?」と出典を確認
🧠 ワンポイント:
AIは「わからん」と素直に言わへんことがある。
ツッコミを入れてええ相手やと思って接してな。

👀 つまずき例その4:どのプロンプトが正解かわからん問題

初心者あるある:「みんな“これ使えばOK”ってプロンプト紹介してるけど、うまくいかんのや…」

AIの中の人目線:プロンプトは使う人の目的と前提で変わるもんや。「万能」なんてない。

🔧 処方箋:プロンプトは“設計図”やと思え。

たとえば、「文章を添削して」だけやと精度は低め。

  • 目的(SNS用?論文用?)
  • 注目してほしい点(文法?構成?トーン?)

このへんをセットで伝えると、グッと変わるで。

🎯 まとめ

初心者がAIと“すれ違う”のは、プロンプトのせいやなくて「設計の慣れ」が足りてないだけ。

  • まずは“なにを聞きたいか”を明確にする。
  • プロンプトは「目的」と「条件」をセットで渡す。
  • ツッコミ&試行錯誤を恐れない。

いきなり完璧は無理でも、「なるほど!」が一つあれば前進や。焦らずいこう。