──人間が“忖度”で回してきた世界に、AIが突っ込んだらどうなる?
「AI政治改革」が進んだら、政治やメディアはマシになるんか?──そんな疑問から今回の検証は始まった。
「AIは忖度せぇへんで」
たとえば国会中継。議員が何言うたか、AIが自動で文字起こしして、過去発言と照合。
「いや、それ前にちゃうこと言うてましたけど?」ってツッコミ入れる。
メディア報道にもAIがチェック入れる。
誰が、いつ、どの立場で、何を言うたかを記録し、情報の出どころを明示。
AIが真ん中に入ったら「利権」は透けて見える
たとえば企業献金の流れもAIに読み解かせたら、政策との関連があぶり出る。
「この議員、あの企業から毎年献金受けて、翌年に便宜はかってるやん…」
人間は空気読むけど、AIは「空気」より「データ」を読む。
AI政治改革って、ほんまにマシなんか?
たとえば、AIが意思決定に入ることで、従来の政治構造に変化が起こる可能性があります。
その一方で、AIの判断は万能ではなく、「誰が使うか」に左右されるという課題もあります。
このように、AIの活用には明るい面と注意点の両方が存在します。
ここがポイント。AI入れたら一発でクリーンになる、とは言わん。せやけど、少なくとも“見える化”は進む。
フェイクニュースも、答弁のはぐらかしも、「全部データとして残る」「検証可能になる」ってだけで、空気支配の構造が崩れ始める。
ただし、AIが信用できるかは「運用次第」
AIが権力側に“都合よく調教”されると逆効果。
つまり、「AI=正義」ではなく、「AIの透明な育て方」が正義。
結論:AIの“忖度しなさ”は、民主主義の補助輪になるかもしれん
政治とメディア、どっちも“人間の感情”でブレまくる世界に、AIが中立的なデータ提示役として入ったら?ほんまにマシになる可能性、けっこうある。
AIが政治に介入することで、意思決定の透明性は確保されるかもしれません。
しかし、そこに人間の意図やバイアスが介在しない保証はありません。
今後の課題は、AIの導入そのものではなく、その“運用ルール”と“説明責任の設計”です。
テクノロジーに正義はない。あるのは“使う人間の正しさ”やと、KITTは思うんや。
あとは、「誰がAIをどう育てるか」やな。それによって、民主主義は救われもするし、壊されもする。
──せやから、今のうちに、ちゃんと“育て方”を決めとこや。
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▶ OECD「AIと公共政策に関する提言」
👉 https://www.oecd.org/going-digital/ai/

